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目標のレベル

適切な目標のレベル

本格的に学校も再開した事ですし、皆さんいろいろな「目標」をもっているかと思います。

当塾の生徒もいろいろな目標を語ってくれています。勉強をがんばる!といってくれている人もいて、講師としては非常にうれしいことです。が、勉強に関しては、1ヶ月以上モチベーションを維持するのは難しいのが例年のパターンです。

部活を続けるというモチベーションは比較的簡単に維持できるのに、なぜ勉強のモチベーションは維持できないのか?なぜなんでしょうね?ちょっと考えてみたいと思います。

まず考えられるのは、とにかく勉強が面白くないから。僕のような塾講師からすると、なんで?といいたくなりますが、面白くないものは面白くないんだからしょうがない。できるだけ面白くなるようなことを授業では、言っているつもりなんですが、力不足で申し訳ない…。

でも、これは勉強をしないための方便ですよね?ついこの前まで受験生だった人は分かるとおもいますが、面白くなくっても、やるときにはやるんですよ。だってやらないと受験に受からないんですもの。当然です。

同じ勉強でも時期によってモチベーションが違うのは、「優先順位」が違うからです。

マズローの「自己実現理論」

マズロー先生の「自己実現理論」によれば、以下のような欲求段階があるとされています。

・自己実現の欲求 (Self-actualization)
・承認(尊重)の欲求 (Esteem)
・社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
・安全の欲求 (Safety needs)
・生理的欲求 (Physiological needs)

参照:wikipedia

これらの欲求を満たすために人は生きているという古典的な理論で批判もありますが、分かりやすいのでよく引用されています。ここで目標もこれらの欲求を満たすために設定していると考えてみます。欲求に階層があるなら、目標にも階層があるのが当然ですね。

なのにすべての目標を一緒くたにして同じレベルで考えているから、なんでできないの?私はダメだ…、うちの子は全然やる気がない!となってしまうわけです。

明日生きていくことも大変な人(生理的欲求段階)の場合、部活(社会的欲求)をしよう、とはなりません。勉強はどこだ?となると、これは究極的には自己実現欲求になるでしょう。(まぁ部活も突き詰めれば自己実現欲求ですが)

今はまだどれくらい忙しくなるのか予想がしづらく、なんでもかんでもやれると思っているのですが、実際に始まってみると思いの他忙しく、優先順位の高いものからやっていくことになるので、比較的優先順位の低い勉強は後回しとなってしまうのです。

勉強の優先順位は高いだろ、と思われるかもしれませんが、それは先生や親御さんの中での話です。実際に勉強する身になってみれば、勉強なんかよりも部活をしたり、友達と遊ぶ方が重要なのです。

良くある質問

当塾でも「うちの子勉強する気がなくって…」「ゲームばっかりしてるんですよ!」というご相談が寄せられますが、こればっかりはどうにもなりません。もちろん、少しでも勉強する気になってもらえるよう、いろいろなお話はしていますが、結局勉強するのは生徒自身ですから、こちらが何をいってもはっきり言って意味がありません。

よくこうしたらいいという話を聞きますが、注意してほしいのは、あくまで成功事例に過ぎないということです。本などに書いてあるものは一般論であり、ある一定の効果はありますが、結局は本人次第です。本人にやる気がなければどうにもなりませんし、他に優先すべきことがあれば、勉強できません。

勉強しないのが良いとか悪いとかそういった問題ではなく、単純に優先順位の問題だということは意識しておいて欲しいところです。無理やりやらせようとしても意味がないどころか、どこかで無理が生じ、むしろ悪影響が出るでしょう。やりたくないならやらないのが一番です。

ここまで読んでいただいた方には、勉強させることができないなら塾に行かせてる意味ないじゃん!と思っておられる方もいるでしょうね。ある意味そうです。でも、あるにはあるんです。勉強してもらう方法。優先順位の低い目標も達成しようと思えば達成できます。ただ、やり方が上位の目標とは違うのです。今日のところはこのことを理解しておいてほしいと思います。

今回のまとめ

具体的な方法は次回に回すとして、今回のまとめとして
・全ての目標は等価ではなく、順位がある
・勉強しないのは、優先順位が低いから
・優先順位の低い目標にも達成方法はある
このことは覚えておいてほしいと思います。

次回は優先順位の低い目標の達成法についてお話ししようと思います。

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問題集の進め方

勉強計画を立てるに当たり、一番大きなウェートを占めるのは問題集をどういう風に進めるかなりますが、その進め方に問題がある人が非常に多いので、問題集の進め方について書いておこうと思います。

良くないパターン

最悪なのは何も考えずに頭から解いていくこと。

もちろん基礎力がないのであれば、最初からコツコツやって行く必要がありますが、まずは目的をよく考えましょう。

問題が解けるようになることが問題集を解く目的ですよね?でも、よくあるのが問題集を終わらせることが目的となっているケース。

宿題で出ている場合は別として、これではやる意味がないばかりか、うまく進まなかった場合、かえってやる気がなくなってしまう可能性もあります。

こうならないために1度で完璧にしようとしないことが大事です。

最終的には完璧を目指しますが、徐々に攻略していくイメージを持ちましょう。

問題集の使い方

たとえば、問題のレベルが書いてある問題集であれば、とりあえずレベルの低い問題だけやってしまうといった方法があります。

先に簡単な問題をやってみて、徐々にレベルをあげましょう。

もし、簡単な問題でもできないようであれば、その問題集のレベルがあっていません。

思い切って違う問題集に乗り換えてみましょう。

もったいないと思うかもしれませんが、分からない問題に延々と時間を使うのは時間の無駄です。

時間の浪費が一番もったいないということを覚えておいてください。それに実力がついて来ればまたその問題集に戻ってくればいいのです。

弱点が分かっているのであれば、その分野だけやっていくというのもいいと思います。

分野別の問題集もありますが、これで全範囲をやろうと思うと問題数も多く大変です。

なのでまずは網羅的な問題集で苦手問題を解き、理解できない部分だけ分野別問題集を解くのがいいと思います。

期限も大事

目的を持って問題集に立ち向かうのが重要だと言いましたが、もう一つ重要な事があります。

それは期限です。いつまでにこの問題集を終わらせる必要があるのか考えておく必要があります。

例えば1ヵ月で100問の問題集を終わらせる!といったカンジです。

さて、ここで問題です。1日何問やればいいと思いますか?

1ヶ月30日として、3~4題と思った人。はずれです。

毎日コツコツとは言いますが絶対にできません。体調が優れない日だってあるし、外せない用事があることもあります。

だからこそ保険を用意しておく必要があります。保険とは予備日の事です。

僕のおススメは土日を予備日にしておくことです。

平日は学校があるのでルーティーンを組みやすく、土日はイレギュラーなことが起きやすいので計画が立てにくいからです。

土日は平日にがんばったご褒美と考えれば、モチベーションの維持にも役立ちます。

ただし、その分平日にやる分量は増えるので注意が必要です。

7÷5=1.4倍になるので、平日の量が増えるぞと言うことを意識して、計画を立てるようにしてください。

このことを踏まえて、1日の分量を決めたうえで適切な問題集を選ぶという作戦もあります。

まとめ

まず目的を考えます。問題が解けるようになることが目的なので、どうすれば問題が解けるようになるのか考えるのです。

問題集をやることが目的になってはいけません。

期限を設けることも重要です。だらだらやっても意味はありませんが、ムリな計画も達成できないので意味がありません。

適切な期限を考えましょう。逆に期間と分量を決めたうえで問題集を決めるのもありだと思います。

問題集を進めるにあたって進捗状況の把握も重要です。

こちらに問題集の進捗を確認するための「テキストぶんまわシート」を用意しました。

DLは無料ですので、ご自由にどうぞ。

使い方はこちらにです。テキストぶんまわシートの使い方

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高校数学の勉強法

テキトーにやってませんか?

高校数学は苦手としている人も多いと思いますが、多くの場合、その実態が掴めていないのが原因だと思います。闇雲に勉強するのではなく、何をやったらいいのか理解した上で、研究してみると、随分と結果は変わると思います。

高校数学の範囲

まず、高校数学の範囲を見ておきましょう。数学は5つの分野に分かれていて、数1、数2、数3、数A、数Bがあります。

これらは大まかに1年生で数1数A、2年生で数2数B、3年生で数3を学習することになっています。この中でも数3は少し特殊で、理系生徒しか学習しません。という事は必然的に、文系は数1、数2、数A、数Bで高校数学の学習は終了となります。

しかし、これはあくまで一般論であり、結局最終的な学習範囲は志望校によってまちまちです。そのため、まずは勉強法云々の前に、自分がどの範囲まで学習する必要があるか分析する必要があります。

とは言っても、そこまで難しい話ではありません。きっちりと志望校が決まってくれば逆算的に必要な範囲は決まってきます。勉強始める前に志望校で必要な内容を理解しておく方が良いでしょう。志望校の決め方についてはこちらの動画でも詳しく説明しています。

勉強の始め方

各分野の詳細については別の記事で紹介することにして、今回は数学の大まかな流れについて説明していきます。どの分野に関しても言えることですが、数学の基本はやはり計算です。数学ができなくて困っていると言う相談をよく受けるのですが、詳しく聞いてみるとほとんどの場合、計算ができなくて困っているだけです。逆に言えば数学ができるようになるためには計算練習をすれば良いと言うことがわかります。計算と言うと微分や積分といった難しい物をイメージするかもしれませんが、そうではありません。最初にやって欲しいのは小学校で習う四則演算を基本とした計算です。

足し算引き算掛け算割り算これらの計算については、ある程度できるかもしれませんが、小数や分数が入ってくるとどうでしょうか?特に通分を伴う分数の計算などは高校生でも苦手にしている生徒が非常に多く、ここをおろそかにして高校数学を学習しようと言うのは無理があります。まずは慌てる小学校の算数からやり直しをするというのが数学を攻略する第一歩です。

小学校の算数の学習が終われば、次は当然中学校の数学です。中学校で習う数学の1番の特徴は未知数を扱うと言うことです。そしてこの未知数の扱いをマスターすれば高校の数学もほとんど理解したようなものです。いくら高校数学が難しいと言っても所詮は方程式を解いているだけです。時間がかかっても中学数学レベルからやるようにすると、結果的には早くマスターすることができます。

高校数学になってくると、問題が難しくなってくるように思えます。重要なのは「思える」だけだと言うことです。大した事はやっていないんですが、平行移動だの判別式だの難しい言葉が出てきて困惑している生徒が多いのが現状です。ゆっくり落ち着いて用語の意味を考えるようにする事で、何がやりたいのか理解できるようになるはずです。ここまで来れば、後はいろいろな問題のパターンに触れていけばいいだけです。数学は初見で考えて解くと思っている人が多いんですが、数学で初見の問題が出てきたら、それはただの演習不足です。数学は基本問題の組み合わせで、暗記が必要な部分はかなり限られています。初見問題のように見えるのは、問題のテーマが見えていないだけなので、丁寧に用語を理解し、その分野について何を考えているのか分析することによって、一気に視界が開けてくると思います。何も考えずに暗記に走っている人は、一度内容の分析を試してみることをお勧めします。

まとめ

今回は高校数学の基本的な勉強法について説明しました。一見すると遠回りに見えるかもしれませんが、総合的にみると圧倒的に効率よく勉強することができます。もちろん、勉強を始める前にしっかりと必要な範囲を押さえておくことも重要です。そもそも受験に数学が必要ないのに勉強するのは時間効率から考えるとあまりお勧めできません。目標が大学に合格することなのであれば、不要なものに時間を割く必要はありません。同じ文系でも、数2Bまで必要な人もいれば、数1だけで十分な人もいます。数1だけでいいのであれば、数A2Bに使う時間を英語など他の科目に回した方がずっと効率がいいです。もちろん数学がいらないと言っているのではありません。文系であろうと、高校数学程度は理解しておいて損はありませんし、今後より数学的な思考が要求されるようになるでしょう。ですが、目標が違いますよね?今は大学受験を考えているわけで、それに向けた対策をどうするかの話をしているので、趣旨が違います。何が本当に必要か考えながら勉強する事は受験に限らず大切な事です。目的意識を持って勉強頑張ってください!