計画法

低位目標の実行法(その2)

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5月末に行われた定期テストが順次返却されてきています。 上手く行った人もいれば、なかなか残念だった人も。全員うまくいけばいいのですが、なかなかそうもいかず…。申し訳ない限りです。 テストで大事なのは結果よりもその後の分析です。なぜうまくいかなかったのかよくかが得ましょう。 僕たちも分析はしますがやはりテストを受けた本人が分析し、次回にどういかすのかが重要です。 とりあえず今回の結果に関する僕の分析を述べておくと、やはりモチベーションの低下が大きかったかと思います(特に高1)。 僕の地元(岡山県の西部)では高校受験で争うことがないので特に変化は感じられなかったのですが、大阪は高校受験がなかなかハード。 高校の選択肢が多い分、受験校には自分と同じレベルの人が多いので、必死に頑張らないといけないのです。 これがいいのか悪いのか分かりませんが、燃え尽き症候群を誘発しているのは間違いないようです。 特にプレストでは自分の実力よりも少し上でもガンガン挑戦してもらうので、その分の反動が出やすくなっています。 もちろんフォローはしていますが、なにぶん学校生活が楽しすぎるようで少し勉強の方がなおざりになっているようですね。 まぁこの辺は計算通りなので大して焦ってはいませんが、早く復活するにこしたことはありません。ということで今回は、相対的に順位が下がってしまった「勉強」の優先順位を上げる方法その2です。 まずは前回の復習。 ・勉強しないのは勉強<遊ぶになっているから。 ・一段階上の欲求を満たすための目標設定をしよう。 ・勉強そのものを目標にしてはいけない。 ・将来の夢を目標にしよう ・自分の興味のあることをみつけよう ・目標にこだわりすぎないようにしよう ということを前回お話ししました。これは上位の欲求を使う少し高度な方法です。 実行できればこれ以上はないですが、なかなか難しいのが現状です。 というのも、将来の夢だのなんだの言いだすと、妙に高尚に考えてしまって、時間がかかってしまうんですよね。 別にやりたいことなんだから深く考えずに、かたっぱしからやればいいと思うんですが、なかなか難しいみたいですね。 そのあたりはまた別の機会に書くとして、今回はもう少しお手軽にやる方法を考えてみようと思います。 これも復習ですが、マズロー先生の「自己実現理論」によれば、以下のような欲求段階があるとされています。 ・自己実現の欲求 (Self-actualization) ・承認(尊重)の欲求 (Esteem) ・社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging) ・安全の欲求 (Safety needs) ・生理的欲求 (Physiological needs) 参照:wikipedia(wikipedia) 今回は、前回とは逆に自己実現欲求をより低位な欲求に置き換える方法です。 勉強に比べ、比較的続けやすいものとして、部活動があります。なぜ続けられるのか?考えてみましょう。 部活を楽しみにしている人は多いでしょう。 特に私立の強豪といわれるような学校だと、勉強そっちのけで部活をしているところもあります。 僕の弟はまさにそのタイプで、甲子園をめざし、野球をするために学校にいっていました。学校は何をするところなのか?という議論はおいておいて、そこまで全力でやりこむのならそれはそれで価値があると思います。 たださすがにここまでやっている人は少ないでしょう。自己実現のために部活をやっている人は少ないと思います。 本気というと尺度が難しいですが、今回は将来仕事にするレベルというのを本気の定義としておきましょうか。 今やっている部活で飯を食っていこうと思ってる人はかなり少ないはずです。 でも、勉強が本分と考えていながらも、多くの人が部活優先で続けていますよね?その違いは何か? 友達がいるからです。 部の所属することで、社会的欲求を満たしているわけです。 もちろん人学校という単位や、クラスという単位では社会集団に属してるわけですが、部活の方がよりディープですからね。 そこに仲間がいるからやめにくいし、続けやすい。では勉強はどうか?勉強は個人でやるもの、といったイメージが強いんじゃないかと思います。 バラエティ番組じゃないんだから、協力プレーとか全員正解でクリアとかないですしね。だからつまらない。 もちろん個人差はありますが、部活をしていて勉強が…という人は一人でコツコツやるのが苦手といったケースが多いです。 僕は一人でコソコソレベルを上げてテストで無双するのが好きなので、全く逆のパターンですね。はっきりいって勉強には後者の方が向いています。 じゃあ協力プレーが好きなタイプはどうしたらいいのか?もう分かりますよね?協力プレーをしたらいいのです。 具体的には、何人かで集まって教え合いをするという事になります。 テスト範囲が分かっているなら範囲を分割して、それぞれの範囲の説明をするのです。 これはかなり効果があります。担当範囲を勉強していかなかったら他の人の迷惑になるのでキチンと準備するし、同じ話を聞くにしても友達の話を聞く方が自然と頭に残りやすいものです。 友達も全然勉強できないし…というのであれば、出来る人を誘ってみるとか、塾の自習室に集まってやるのもいいでしょう。 他塾ではどこまでサポートしてくれるか分かりませんが、黙っていても生徒が困っていればヘルプに来てくれるものです。 逆に喫茶店などでやるのはやめた方がいいでしょう。協力プレーのつもりがなれ合いになりやすいのです。この辺は顧問がいない時の部活と似ているかもしれませんね。 部活が続くなら、部活と同じような空気を作ればいいという至極単純な方法論ですが、思いのほか効果があります。 プレストは個別指導で1対2の授業を行う形式なのですが、講師が一方的に教えるだけでなく、生徒間で教え合いをしてもらうこともあります。 このときに解いてもらった問題はテストで出ても覚えてた!ということが多く、僕が教えたところよりも定着率が良かったりします。じゃあ塾の意味ないじゃん!という話なんですが…。 まぁ僕の実力が足りない点に関しては今後も精進しますので、平にご容赦ということにしておいて、自分の経験も思い返してみてください。 何かしらの集団に所属し、居場所ができると多かれ少なかれ責任感も出てきますし、その集団に認められたいと思いますよね?意識的に頑張らなくても、自然とみんなのために努力できるようになるのです。 教え合いの効果はいろいろなところで言われているので、知っている人もいるとは思いますが、そんな友達いないよ…という人もいると思います。 特に進学校ではない学校で一人勉強しようと思っても、周りはみんな遊んでいるし…。そんな人は個別指導塾の体験授業に行ってみることをお勧めします。 他の塾さんについては何とも言えない部分があるのですが、少なくともプレストには、フレンドリーな講師がそろっており、すぐに勉強仲間になる事ができます。(もう少し威厳をもてよ、という話もあるのですが…) 半分宣伝になってしまって恐縮ですが、個別指導塾の講師がより身近であるという特徴は、一人でやるのが苦手なタイプの人や勉強仲間が欲しい人には有利に働くと思います。 前回お話した方法論と今回の方法論は、どちらも勉強の優先順位ををあげる方法ですが、長期的手法か短期的手法かという違いがあります。 これらはどちらが優れているというものではなく、併用していくものです。最後に宣伝がてらプレストでどのようにしてモチベーション維持を図っているかという事について少しお話ししておきます。 基本的に入塾を考えるにあたって、勉強になにかしら問題を抱えているわけですが、プレストのような個別指導塾では、まずは平均点をというような悩みを抱えてご相談いただく場合が多いです。 お話を聞いてると、どうも勉強しなくって…というケースがほとんどで、なんで?と聞くといろいろな理由を話してくれるのですが、最終的になんで勉強するのかわかんない、という話に行きつきます。 なので、まずは勉強しません。体験授業では、ご希望の科目の授業をしますが、半分はカウンセリングです。 とりあえずお話しして、生徒の好きな事や興味のある事をリサーチします。そこから、将来どんなことしたいの?という話をしてまずは目標を設定します。 時間はかかりますが、目標がない事にはやる気もなにもないので、粘り強く考えていきます。 そして、その目標のためには…という事で志望校を決定していきます。 その間にも時間は過ぎていくのですが、話しているのは無駄にはなりません。少しずつではありますが、打ち解けてきて、講師や他の生徒といった勉強仲間を得て、自然と勉強するようになってきます。 当然各教科いろいろなテクニックや勉強法の指導はするのですが、核心部分は「目標設定」と「勉強仲間」です。ここさえ確立されてしまえば、現状どうであれ、後はどうとでもなるものです。 勉強仲間については、ご家庭では難しいかもしれませんが、目標設定に関してはできる事はたくさんあります。 あまり直接的に言いすぎると反発してしまうので、雑談をする中でそれとなく、将来の事についてお話ししてみるといいと思いますよ。 少し長くなってしまいましたが今回のまとめです。 ・勉強する気にならないのは、一人でやっているから。 ・一人でやるのは辛いから、友達を巻き込もう。 ・身近に友達がいなければ、塾を使うのもあり。 ・「目標設定」と「勉強仲間」の両方が大事。 ・自然と勉強する状態になれば現状は関係ない。 今回はここを押さえておいてほしいですね。 次回は計画の立て方についてお話ししようと思います。 お楽しみに!
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